アーユボワン
イースター・アタックから1年。
事件直後にスリランカへ渡った時の記録⑥です。
シギリヤからアヌラーダプラまで、
約3時間くらい、車を走らせます。
スリランカは1年中暑いのですが、
3-4月が暑さのピークなので5月も結構暑い。
車の外にでるとすぐ汗もかく。
早起きと視察づかれて移動中は爆睡です。
アヌラーダプラに近づくにあたって、
昔、内戦時代に攻撃された場所というだけあって、
「この近くで不審物が見つかった。確認中」
という情報が入ったり、
軍による検問が多く、
少し緊迫した雰囲気を感じられた。
でも、検問の度に”顔パス”!
(ドライバーがシンハラ人であること
+Jetwingの車であることが相当強い!)
検問を通過するたび
「スリランカを守ってくれてありがとう」と
兵士たちに気持ちを送っていた・・・
そんな時、
ある検問で女性の兵士がいました。
すっごく美人で、
私の好きなカナダ人歌手
ネリー・ファータドーに似てたので
「わー!こんな女性までも国の為に務めているんだ!
守ってくれてありがとう」
と思い、スローダウンして検問を通り過ぎる際、
「かなりの前のめり」で、
じーっとその人を見つめながら笑顔を送った。
そしたら、
怪しまれて止められた
シンハラ語はわからないのですが、彼女が
「なんかジロジロ見られているんだけど!」
と報告していたのは表情からすぐに分かった
「パスポートもって外に出なさい」
「荷物チェックするからトランクを開けなさい」
とのこと。
ごめーーん、二ランタさん(ドライバーガイド)!
私のスリランカ愛強いばかりに、
面倒なことになって!
と思いながら、外に出る。
二ランタさん、いつもの笑顔で
「彼女は旅行会社に勤めていて、
スリランカは安全だとレポートする為、
わざわざ日本からきた。
そのためにスリランカを回っているんだよ」
と説明してくれると、
そのあたりにいた兵士さん達、揃って
「あーーー、納得」
というような反応+笑顔になった。
雰囲気が緩んだタイミングで、すかさず
「どうやって荷物をチェックされるのか、
レポート写真撮ってよいか聞いて!」
と頼むとOKとのこと。
カメラを二ランタさんに託し、
車のトランクのなかで、スーツケースを広げ
「これは洋服」 「これは下着でしょ」
「これはスタッフへのお土産」とか
”全てお見せしますスタンス”
で解説をしていく。
(↑イスラエルに長期滞在していたこともあり、
チェックのされ方はわかっているつもり。
銃を持つ兵士さんに囲まれててもね)
「これは何?」と聞かれたのは「美顔器」。
「これはfacial care。
こうやるの。女性は必要でしょ」と
顔の周りをクルクルして見せる、、、、
と「へーーーー」って喜んでくれた
セキュリティー・チェックはそんな感じで
終始朗らかな雰囲気で行われました。
そして最後に、美人兵士さんに
「これ、日本のお菓子!是非食べて!」っと
何かあったように用意していたお土産を渡す。
ちょっとしたハプニングも、
スリランカの人に寄り添えた
良いハプニングとなりました。
さて、車に乗りこみ、
いよいよ、アヌラーダプラ到着です。
~つづく~
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